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− 鉱物の種類や性質を調べる −　［戻る］　　　→　肉眼以外での調べ方

鉱物は天然の無機物質なので，同じ種類 でも外観が異なっていた り，違う種類でも外観が同じこともあり，肉眼での同定は容易ではなく， 慣れた人でも正確な同定率は３〜４割程度ですが，肉眼鑑定の手法としては次の性質がよく用いられます。（→　下記の各項目をクリックすると詳細がご覧 になれま す）

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同 じ鉱物で外観が異なる例
方解石 �@は破片，�Aは塊状の石灰岩と呼ばれるもの，�Bは鍾乳石と呼ばれるものだが，いずれも方解石である。	赤鉄鉱 左は鉄鉱石としてよく見られる塊状〜粉状集合体のもの，右は自形の板状結晶だが，いずれも赤鉄鉱である。
石英 �@はよく見られるガラス光沢のある白〜灰色の破片，�Aは自形の水晶と呼ばれるもの，�Bは微粒集合体のめのうと呼ばれるものだが，いずれも石英である。	緑柱石 左はよく見られる緑白色不透明なもの，右は宝石名でアクアマリンと呼ばれる淡青緑色透明なものだが，いずれも緑柱石である。
孔雀石 左はよく見られる緑色皮膜状のもの，右は宝石になる累層状のものだが，いずれも孔雀石である。	閃亜鉛鉱 左はよく見られる暗褐色〜黒色塊状のもの，右は褐色透明な自形のものだが，いずれも閃亜鉛鉱である。

違う鉱物で外観が同じ例
孔 雀石とブロシャン銅鉱 いずれも緑色皮膜状。ほかにも同様な見かけの鉱物は数１０種ある。	藍銅鉱と青鉛鉱 いずれも青色皮膜状。ほかにも同様な見かけの鉱物は１０数種ある。
キュー バ鉱と黄銅鉱 いずれも金色塊状。ほかにも同様な見かけの鉱物は数種ある。	ト パーズとダンブリ石 いずれも無色透明柱状結晶。ほかにも同様な見かけの鉱物は数１０種以上ある。