このページは平成17年度に実施した講座「縄文人の知恵を学ぼう」について紹介しています。

縄文人の知恵を学ぼう

縄文人は自然を巧みに利用して暮らしていました。
金属をまだ持っていない彼らはどんな道具を使い,何を食べていたのでしょうか。
様々な道具作りを通して縄文人の知恵と食生活について学びましょう。
講座の集大成として自分で作った釣り道具で魚釣りに挑戦します。
さて,あなたは魚を釣りあげることができるでしょうか。


募 集 要 項

◆日程・内容・会場

日程 内容 会場
6月25日(土) 縄文人の食生活を学ぼう 倉敷埋蔵文化財センター
7月16日(土) 縄文人の肥後守を作ろう(1) 香川県国分寺町
8月27日(土) 縄文人の肥後守を作ろう(2) 倉敷埋蔵文化財センター
9月24日(土) 釣り糸を作ろう 倉敷埋蔵文化財センター
10月15日(土) 釣り針を作ろう 倉敷埋蔵文化財センター
10月30日(日) オリジナル縄文クッキーを作ろう 倉敷埋蔵文化財センター
11月5日(土) 縄文人の釣りに挑戦しよう 倉敷市内


◆講師
富岡直人岡山理科大学助教授・倉敷埋蔵文化財センター学芸員・倉敷市立自然史博物館学芸員ほか
◆定員
 参加資格
小学校5年生以上,20名程度
原則として全回出席可能な人とします。小学生は保護者も参加していただきます。自宅と集合場所間の移動は自力あるいは保護者の送迎により行っていただきます。応募者多数の場合は抽選とします。
◆申込み
電話で自然史博物館へ
・第1次募集 4月29日(金)9時〜6月3日(金)17時
・第2次募集 6月7日(火)9時〜6月23日(木)17時
◆参加費10,000円(保険代を含む。最後に精算します)
◆問い合わせ倉敷市立自然史博物館(086-425-6037)
◆主催倉敷市立自然史博物館友の会・倉敷埋蔵文化財センター・倉敷市立自然史博物館

 「縄文」という一見して考古学的なテーマの講座をなぜ動物分野で開いたのかについて一言書いておきましょう。 動物分野では淡水動物の採集,つまり魚とりを行っています。その道具としてステンレス枠にナイロン糸の網を張った手網,プラスティックのバケツなどを使っています。
 ある時,私は歴史博物館で縄文時代の遺跡から出土したという骨で作られたまっすぐな釣り針を見て,はたと気づきました。今では当たり前のように使っている,これら道具はいわゆる文明の利器だったのだと。 プラスティックはもちろん,金属さえもっていなかった彼らは魚とりにもさぞ苦労していたことだろう。いや,待てよ。そう考えるのは物質文明をどっぷりと浸かっている現在人の浅はかさかもしれない。
 縄文人は,かつて考えられていたよりも遙かに高度な文明を築いていたことが最近の研究で明らかになってきています。 あのまっすぐな釣り針をどのように使って何を捕らえていたのか。魚とりは魚と人の知恵比べです。
 ここはひとつ,現代人が縄文人の知恵を学び,縄文人の釣りに挑戦してみようと。


実 施 の 様 子

実施の様子を順次ご報告していきます。

日程 内容 報告
6月25日(土) 縄文人の食生活を学ぼう 第 1回の様子
7月16日(土) 縄文人の肥後守を作ろう(1) 第 2回の様子
8月27日(土) 縄文人の肥後守を作ろう(2) 第 3回の様子
9月24日(土) 釣り糸を作ろう 第 4回の様子
10月15日(土) 釣り針を作ろう 第 5回の様子
10月30日(日) オリジナル縄文クッキーを作ろう 第 6回の様子
11月5日(土) 縄文人の釣りに挑戦しよう 第 7回の様子




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