友の会講座
『縄文人の知恵を学ぼう』
第2回 縄文人の肥後守(ひごのかみ)を作ろう(1)報告

何しろ暑い,重い,疲れた!!!


縄文人の知恵を学ぼうの様子
2005年7月16日(土)晴れ
梅雨晴れ。しかし朝から暑い。JR瀬戸大橋線マリンライナー15号の冷房は快適である。車窓からの眺めもまずまず。坂出で乗り換え各駅停車で国分駅を目指す。会話も弾む。
これからの苦労をまだ誰も知らない。
縄文人の知恵を学ぼうの様子
国分駅には中條輝宗先生(高松市立一宮小学校教諭・前香川県自然科学館主任専門職員)の出迎えがあった。
さっさと自己紹介をして今日のコースの説明があった。なかなか手際がいい。歩くのも速い。メンバーは長い長い列になる。
「少し速いですかね。」
「そうですね。」
と,答えたがそれで歩みが止まることはない。休憩場所までさっさと歩く。
縄文人の知恵を学ぼうの様子
香川県国分寺町五色台の麓にある砂防ダムを目指す。
ここは四国八十八カ所の歩き遍路のコースである。2.5kmを30分くらいで登る。お遍路仲間では「遍路ころがし」と呼んでいる難所の入り口になる。
昨年の台風による大雨で山の上のサヌカイトがごろごろと転がっている。説明のあった石を探して持ち帰る準備をする。しかし、登りの苦しさを経験してしまったから,そう簡単にはリュックに入れようとはしない。細かく割って適当に荷物にする。
縄文人の知恵を学ぼうの様子
昼食,雑談,学術的討論,その他のおしゃべり等々。楽しい時間はあっと いう間に過ぎ去る。そろそろ帰り支度をする。荷物を少しでも軽くするために,お茶は全部飲む。手持ちのおやつも配ってしまう。手にもかすり傷があるがまずまず大怪我もなく出発。
縄文人の知恵を学ぼうの様子
帰りは欲張りに比例して荷物は重い。よく言えば勉強熱心と言うことにな るのかもしれない。前と後ろで見えなくなるくらい差ができた。中條先生の案内できれいなトイレに行く。そしてみんなそろって国分駅に向かう。全員がそろうか揃わないかの内に電車がやってきた。でも,乗り遅れもなく,先生にさようならができてまずまずであった。それにしても疲れた。
さて,次回は持ち帰ったサヌカイトでいよいよ肥後守(ひごのかみ)の作製である。うまくいきますように。


文と写真:稲若邦典