1958(昭和33)年、旧倉敷市庁舎(現 倉敷市立美術館)は、水島臨海工業地帯を含んで発展しようとする倉敷市の都市構想の一環として計画され、街の中心、倉敷西小学校が移転した跡地に建てることになりました。白壁となまこ壁が続く家並みと倉敷川沿いの柳並木(現 美観地区)、大原美術館という一般に定着した倉敷のイメ−ジに加え、倉敷のニュー・シンボルとしての建物が望まれていました。設計を依頼された丹下健三は次のコメントを残しています。「倉敷市の伝統と近代的発展にふさわしい、しかも市民のよりどころになるにふさわしい建物をと思って設計した」
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1960年の市庁舎(現 倉敷市立美術館) 1Fエントランスホール東面 (c)TAHIRA Toshio
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