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示準化石について
 古生物にはある時代に広い地域で繁栄したものがあり,そのような古生物の化石の産出はそれを含む地層の時代を決め るのに役立ちます。このような化石を示 準化石といいます。
 例えばモノチスという二枚貝は世界の広い海域で,三畳紀(2億5000万年〜2億1200万年前)に栄えたものなので,それを含む地層はその三畳紀にで き た地層であると考えられます。
 なお,研究の進んだ現代では,示準化石としては有孔虫や放散虫などの微生物の化石(微化石)が注目されています。
示 準化石の例
モノチスの化石
モノチス/三畳紀(2億5000万〜2 億1200万 年前)の示準化石。
有孔中の化石
いろいろな有孔虫の化石/この写真のものは新生代第三紀 (6500万〜170万年前)のもの。(走査型電子顕微鏡(SEM)写真)