地球の元素トップ画像



◆開催概要

 地球を構成する元素約90種について,地下深部の特殊な岩石や,リチウム・ベリリウム・希土類元素(レアアース)・ニオブ・タンタルなど特殊な元素を含む世界の鉱物・岩石などで紹介します。また,昭和の時代に岡山県内で操業していた鉱山から産したビスマス・テルル・水銀・モリブデン・金などの希少元素を含む鉱物も紹介します。

会期:2019年7月20日(土)〜10月14日(月・祝)
会場:自然史博物館3階特別展示室
共催:倉敷市立自然史博物館友の会




特別展チラシおもて面          特別展チラシうら面
第28回特別展地球の元素チラシ表面第28回特別展地球の元素チラシ裏面
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◆主な展示物

<地下100km以深の岩石>
 アメリカ・アリゾナ州のかんらん岩,ノルウェー西海岸オーハイムのざくろ石かんらん岩,イタリア・ドラマイラの超高圧変成岩

<元素の種類と鉱物の色>
 
典型元素だけからできている鉱物,典型元素を主成分とし少量の遷移元素を含む鉱物,遷移元素を主成分とする鉱物

<元素発見のもとになった鉱物>
 
ドイツの紅ヒニッケル鉱(ニッケルの発見),イギリス・スコットランドのストロンチアンナイト(ストロンチウムの発見),スウェーデン・リダールヒッタンのセライト(ランタンやセリウムなどの希土類元素(レアアース)の発見)など

<各種元素を含む鉱物>
 
リチウムを含む鉱物(リチア雲母),セシウムを含む鉱物(ポルサイト),ベリリウムを含む鉱物(緑柱石),バリウムを含む鉱物(重晶石),ジルコニウムを含む鉱物(ジルコン),ニオブを含む鉱物(コルンブ石),オスミウムやイリジウムを含む鉱物(イリドスミン),水銀を含む鉱物(辰砂),ゲルマニウムを含む鉱物(ゲルマナイト),スズを含む鉱物(スズ石),ヒ素を含む鉱物(硫ヒ鉄鉱),アンチモンを含む鉱物(輝安鉱),フッ素を含む鉱物(ほたる石)など

<岡山県で産出した希少元素を含む鉱物>
 
倉敷市真備町産のタングステンを含む鉱物(鉄重石),和気町産の水銀を含む鉱物(辰砂),美咲町産のビスマス・テルルを含む鉱物(ラクリジャイト),総社市延原産のリチウムを含む鉱物(リチア雲母)など



リチア雲母 くじゃく石
コランダム(ルビー,サファイア)
リチア雲母 くじゃく石 コランダム(サファイア,ルビー)



◆関連イベント

開催場所:自然史博物館地階講義室,特別展示室(展示解説1のみ)
申込み方法:下記申込期間中の9〜17時に自然史博物館へ電話でご連絡ください。
※小学生以下は付き添いの方同伴でご参加願います。付添いの方は申込人数には含みません。

各イベントの詳しい情報は催し物ページに掲載しています。(毎月末ころに翌々月の催し物を掲載しています。)
掲載中のものはタイトル文字にリンクを貼っていますので,ご参加の際はぜひリンク先ページもご覧ください。
まだリンクの貼られていないものは詳細情報までいましばらくお待ちください。

●展示解説1★終了7月20日(土)10時〜12時 地球の地殻・マントル・核のそれぞれの構成物質の紹介と,元素の周期表の族ごとの地球における存在状態の紹介(観覧料要)。申込期間/7月7日(日)〜19日(金)定員/申込み先着50名

●展示解説2★終了7月21日(日)10時〜11時 岡山県内でかつて操業していた鉱山から産した希少元素を含む鉱物の紹介。申込期間/7月7日(日)〜19日(金)定員/申込み先着50名

●黒鉱の顕微鏡観察★終了8月4日(日)午前の部/10時〜11時30分・午後の部/14時〜15時30分 秋田県のレアメタルを含む鉱石「黒鉱」の話と観察。申込期間/7月27日(土)〜8月1日(木)定員/申込み先着5名(午前の部・午後の部とも)

●金鉱石の顕微鏡観察1★終了8月25日(日)14時〜15時30分 江戸初期に採掘された伊豆半島の縄地鉱山の金鉱石中の金や銀を含む鉱物の観察。申込期間/8月17日(土)〜22日(木)定員/申込み先着5名

●展示解説1★終了8月31日(土)10時〜12時 地球の地殻・マントル・核のそれぞれの構成物質の紹介と,元素の周期表の族ごとの地球における存在状態の紹介(観覧料要)。申込期間/8月18日(日)〜30日(金)定員/申込み先着50名

●銅鉱石の顕微鏡観察★終了9月1日(日)午前の部/10時〜11時30分・午後の部/14時〜15時30分 倉敷市の帯江銅山の銅鉱石の観察。申込期間/8月24日(土)〜8月29日(木)定員/申込み先着5名(午前の部・午後の部とも)

●金鉱石の顕微鏡観察2★終了9月29日(日)午前の部/10時〜11時30分・午後の部/14時〜15時30分 日本最大の鹿児島県菱刈鉱山の金鉱石の観察。申込期間/9月21日(土)〜9月26日(木)定員/申込み先着5名(午前の部・午後の部とも)



金・銅・黒鉱を顕微鏡で見た様子
金・銅・黒鉱を顕微鏡で見た様子




◆出版物

・第28回特別展「地球の元素」リーフレット  (無料)


パオちゃん’s EYE No.27「地球の元素」もぜひご覧ください。  (館内等で無料配布)

◆関連するページ

地学についてもっと知りたい方は,博物館ホームページ「地学のページ」をご覧ください。




★施設案内

倉敷市立自然史博物館
〒710-0046 岡山県倉敷市中央2-6-1

電話:086-425-6037

交通:JR倉敷駅から南へ800m徒歩15分,お車の場合は博物館前の「市営中央」駐車場(100円/30分)など,ただし混み合うことがあります。

観覧料(常設展含む):大人150円(100円),大学生50円(30円),高校生以下・65歳以上無料。()内は20名様以上の団体料金

休館日:月曜休館。ただし,月曜が祝日の場合開館し,翌日を休館日とします。

写真撮影可

地図など詳しくは[ご利用案内ページ]をご覧ください。


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