ホルンフェルス [戻る]
※ホルンフェルスは,岡山県の岩石分布図(下図)において,花こう岩との境に近い「泥岩・砂岩・れき岩(約2億年前)」の一部などに分布しています。
岡山県の岩石分布図(地質図)
高梁川/普通 旭川/多い 吉井川/普通 | |||||
ホルンフェルス |
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ルーペで拡大すると) 緻密でルーペで見ても特徴がはっきりしないものが多い。わずかに変成作用でできた黒雲母などがチカチカ光って見えることがある。白く細い石英や長石の脈(筋)が伴われることがしばしばである。 |
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石灰岩以外の岩石がマグマの熱で変成してできたもの。緻密で硬いため,河原の石になりやすい。岡山県内のホルンフェルスの大部分は花こう岩のマグマの熱で変成したもので,もとは花こう岩の分布域に近い所に分布していたものである。 泥岩が変化してできたもの(泥質ホルンフェルス)は,暗褐〜黒色(上写真左側,および,右側の下部の黒色部)。新しく割り出した面は褐色がかって見えることが少なくない。もとの泥岩よりも硬く,傷がつきにくい。 砂岩が変化してできたもの(砂質ホルンフェルス)は淡褐色や灰色(上写真右側の上部の褐色部)。河原の石としては,表面は大抵,写真のように風化して褐色になっている。 写真右側のように1つの石でも泥質ホルンフェルスと砂質ホルンフェルスが共存していることがある。これは泥岩と砂岩の互い違いの地層が変成してホルンフェルスとなり,その地層の境が河原の石になったものである。 なお,写真のように,変成作用の過程でできた石英や長石の白く細い脈(筋)が見られることがよくある。 ※流紋岩などその他の岩石が変成してできたホルンフェルスも多いが,肉眼では変成する前の岩石との区別がつきにくい。 |
ホルンフェルス一般の説明 → ホルンフェルス