<自然界での産出> ルビジウムは地殻の中には比較的多く存在する元素だが,それを主成分とする鉱物は極めてまれで,ルビクリン(RbAlSi3O8) くらいしか知られていない。 資源としてはリチウムに富んだペグマタイトという岩石から産するリチア雲母中に, 1%程度含まれているものが重要。 |
<用途> ある種のガラスや光電池などに用いられる。 |
リチア雲母 lepidolite 成分:カリウム,アルミニウム,リチウムなどのケイ酸塩 K(Al,Li)2(Si,Al)4O10(OH,F)2 花こう岩に伴われるペグマタイトという岩石中に産する桃〜紫色の雲母。約5%の酸化リチウムを含み,重要なリチウムの鉱石。少量含まれるセシウム,ルビ ジウ ムも回収され,それらの重要な鉱石となる。 ・岡山県総社市延原産 |