石鉄隕石  博物館のホームページへ] [友の会のホームページへ[戻る]

 太陽系形成後にできた天体が衝突などで破壊され,その核とマントルの 境界部が飛 散したものです(右図)。
 表面は落下後に風化作用でできた褐色の水酸化鉄 でおおわれていますが,切断面(内部)には,銀色の単体の鉄(鉄−ニッケル合金)に透明感のある珪酸塩鉱物が散在している組織が見られます(下写真)。一般的には鉄− ニッケル合金とケイ酸塩鉱物は相半ばする量です。透明な黄色のかんらん石が銀色の鉄−ニッケル合金中に散在している「パラサイト」と呼ばれているものが代 表的なものです。
石鉄隕石の起源
石鉄隕石
石鉄隕石
銀色の単体の鉄(鉄−ニッケル合金)中に黄色透明なかんらん石がに散在している「パラサイト」と呼ばれているもの。
・ベラルーシに落下したもの(写真幅約6cm)