コンドライト 灰色の生地中に丸っこいコンドリュール(右の写真はその偏光顕微鏡写真)を多く含む。しかし,46億年の間に宇宙空間でなにかに衝突したり,熱の影響を受 けたりして変成し,コンドリュール の形が不明瞭になったものも多い。 ・サハラ砂漠に落下したもの(写真幅約3cm) |
コンドリュールの偏光顕微鏡写真(すべてクロスニコル。各写真の幅はおおむね2mm) 輝石類やかんらん石などの特徴的な丸い集合体で46億年前の太陽系形成時に物質が凝縮してできたもの。@〜Eは針状の輝石類を主とするもの。F〜Hはころ ころしたかんらん石(桃・緑・青色などカラフルに見える)を主とするもの。 ・サハラ砂漠に落下したもの |
コンドライトの偏光顕微鏡写真(クロスニコル) 1つのコンドライトの塊には,かんらん石からなるコンドリュールや輝石類からなるコンドリュールなど,いろいろなコンドリュールが含まれていることが分かる。したがってコンドライトは,46億年前の太陽系誕生時の宇宙空間でいろいろな場所でできたコンドリュールが集まってできたと考えられている。 このコンドライトはできた後で,宇宙空間でなにかに衝突したり,熱の影響を受けたりして,幾分変成し,もとの丸いコンドリュールの形がやや不明瞭になっている。 ・サハラ砂漠に落下したもの |