［博物館のホームページへ］　［友の会のホー ムページへ］ ［戻る］

生痕化石（せいこんかせき）について
　古生物そのものではなく，それが生息していた跡も化石として取り扱われ，このような化石を生痕化石といいます。生痕化石としてよくみ られるのはカニや貝の住んでいた巣孔の跡に泥や砂が詰まって固まってできたサンドパイプと呼ばれるものや，鳥や恐竜などの足跡があります。
　生痕化石はそれを 含む地層の堆積した環境を示しているため，すべて示 相化石です。

生 痕化石の例
生痕化石
サ ンドパイプ
　カニや貝の住んでいた巣孔の跡に泥や砂が詰まって固まっ て できた。上下に伸びる柱状の部分。		 生痕化石
海 生生物の住み跡
　甲殻類の住み跡に泥や砂が詰まって固まっ て できた。