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新生代(6500万年〜現在)
新生代は哺乳類の種類数や個体数が爆発的に増えた時代で,哺乳類時代ともいわれ,現在のウマ,ウシ,ゾウ,クジラのなかまが多く出現しました。海中では軟 骨魚類に加えて硬骨魚類が繁栄するようになりました。原始的な人類である猿人が出現したのもこの時 代です(約500万年前)。

魚の化石
硬骨魚の一種 2000万年前 地質時代:第三紀
アメリカ/写真幅3cm
新生代は硬骨魚類が大きく発展した。現在の硬骨魚の多くは新生代に 進化したものが多い。

デスモスチルスの臼歯
デスモスチルスの臼歯(Desmostylus hesperus
1500万年前 地質時代:第三紀 アメリカ
写真幅/5cm
 デスモスチルスは第三紀に北太平洋沿岸のみに生息していた哺乳類で, 束になった円柱状の歯をもつ。水辺に住み,カバのように泳いで生活していた。日本で も海生の貝化石と一緒にしばしば発見されている。

ゴンフォテリウムの臼歯
ゴンフォテリウム(Gomphotherium  sp.)
500万年前 地質時代:新生代第三紀
アメリカ/写真幅30cm
 ゾウの祖先で第三紀のはじめに出現した。現在のゾウより鼻や牙がやや 短い。これから現在のアジアゾウやアフリカゾウのような鼻が非常に長く,牙の大きい ゾウが進化した。また,ナウマンゾウやマンモスもゴンフォテリウムから進化したものである。