片麻岩中のコランダム(ルビー) 左は6角柱状結晶の横断面で6角形の輪郭を示すもの。右は6角柱状結晶の側面が現れたもの(両端がやや細く,やや紡錘形に見える)。 白い部分は長石類とケイ線石。黒い部分は黒雲母。 |
片麻岩中のコランダム(サファイア) 紡錘形の結晶の縦断面で長楕円形に見えるもの。 コランダムの周りの灰色の基質の部分には細かいアルカリ長石が多く含まれる。 コランダムは生成後の温度低下による下式の反応で,周辺部は灰白色緻密な白雲母に変質している。 Al2O3(コランダム) + KAlSi3O8(アルカリ長石の成分) + H2O(水蒸気) → KAl2(AlSi3O10)(OH)2(白雲母) |
コランダム(矢印先 ルビー)を含む角閃石片岩 矢印以外のくすんだ褐色がかった赤色の粒はアルマンディン,白色部は灰れん石,緑黒色部は普通角閃石。 |