泥質ホルンフェルス中の黒雲母 非常に微細で個々の粒子はルーペでも分からないことが多い。時に写真のように,へき開面(矢印先)が反射して金褐色に光って見えることがある(なお,この写真全体が暗紫褐色なのは多量に含まれる微細な黒雲母のためである)。 一般的に泥質ホルンフェルスは緻密で,斑状変晶以外は個々の鉱物粒子は識別できないが,その褐色系の色は黒雲母を多量に含むためである。 白っぽい粒は,もとの泥岩中の泥粒が接触変成作用により,若干,粗粒化した石英や長石類。 偏光顕微鏡で見た泥質ホルンフェルス中の黒雲母 偏光顕微鏡下では変成作用を受ける前の泥岩中の泥粒(石英や長石類)の隙間に,変成作用で黒雲母が無数に生じているのがわかる(平行ニコルで褐色に見えるのが黒雲母)。 |