片麻岩中のざくろ石(アルマンディン) garnet (almandine)   [戻る]

片麻岩中のざくろ石は2価の鉄とアルミニウムを主とするアルマンディン(鉄ばんざくろ石)という種類が多い。これは泥岩や砂岩から変成してできた片麻岩に含まれることがある(泥岩・砂岩はアルミニウムに富むので変成作用で白雲母やざくろ石のようなアルミニウムに富む鉱物ができやすい)。
点々と目立つ1mm〜10mm程度の赤〜褐色粒状で,時に12面体や24面体の自形のこともある。石英・長石類・黒雲母・白雲母などと共生していることが多い。
赤いコランダム(ルビー)に似るが,それは石英と共生することはなく,370nm程度の波長の紫外線で鈍い赤桃色に発光し,硬度が非常に高い。そして6角柱状〜厚板状の自形をなすことが多い。



片麻岩中のアルマンディン(矢印先)
赤色粒状。白っぽい部分は長石類や石英,黒い部分は黒雲母。
これはやや粗粒なもので,普通は右のような1〜3mm程度のものが多い。


片麻岩中のアルマンディン(矢印先)
赤褐色粒状。白っぽい部分は長石類や石英,小さい黒い部分は黒雲母。片麻岩中のアルマンディンはこのような1〜3mm程度のものが多い。
下方のやや大きい粒は結晶面が反射している。


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片麻岩中のざくろ石(アルマンディン) almandine
色/赤〜褐色。
透明度/半透明,不透明
光沢/鈍いガラス光沢
硬さ/ナイフより硬い。
形態/粒状,時に12面体や24面体の自形。
へき開/認められない。
成分/鉄・アルミニウムなどのケイ酸塩:Fe3Al2(SiO4)3  Feの一部はMnやMgに置き換えられていることが多い。