石 英(鉱物の一種)  [戻る]

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河原の石英の石ころ 河原の石英の石ころの拡大
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白色で特徴がわかりにくいが,石灰岩に比べ,透明感があり,よくガラス光沢が認められる。
 白っぽい硬い塊。石灰岩に似ているが透明感があり,それより硬く,釘でも傷つかない。硬いのでやや角張っていることが多い。
 黒色片岩や緑色片岩などの隙間にケイ酸分を溶かし込んだ熱水が入り込み,そこで隙間を満たすようにケイ酸分が石英として沈殿してできる場合が多い。したがって黒っぽい黒色片岩やくすんだ暗緑色の緑色片岩がついていることがよくある(右側の大きいもの)。花こう岩の隙間にできることも多く,その場合,やや灰色を帯び,桃色のアルカリ長石などが部分的に付いていることがある。
 石英は鉱物なので地質図に表示できるほど分布が広くないが,硬いので河原の石として岡山県のみならず,全国的に普通に見られる。

※成分:SiO2  ケイ素(Si),酸素(O)。