14族元素  [周期表へもどる]
炭素 C,ケイ素 Si,ゲルマニウム Ge,スズ Sn,鉛 Pb

地球での存在状態の例
14族元素の地球での存在状態の例
 いずれも地殻に多い傾向があります。特にケイ素は石英や多種類のケイ酸塩鉱物として存在し,地殻やマントルでは非常に多く存在します。
 一方,ゲルマニウムや鉛は硫化物として熱水鉱床に産出する傾向があります。炭素は炭酸塩鉱物である方解石(石灰岩)などとして産出するほか,酸素・水素・窒素・硫黄などと化合した多種類の有機化合物としても存在し,生物体を構成しています。
 この族の元素はいずれも地殻に多い傾向があるものの,その中では互いに産出状態が大きく異なっています。
 ケイ素・ゲルマニウム・スズは半導体産業で重要です。