<自然界での産出> 比較的,多く存在する希土類元素。 炭酸塩のマグマが冷えて固まってできたカーボナタイトという特殊な岩石中のバストネス石に他の希土類元素とともに含まれて産出するものが資源として重要。 また,花こう岩に伴われるペグマタイトという岩石中にも,褐れん石やモナズ石などとして少量含まれている。 |
<用途> 永久磁石やレーザー工業で重要である。 |
バストネス石 bastnaesite 成分:希土類元素の炭酸塩 (希土類)(CO3)F 顕微鏡的な細かい粒子でカーボナタイト中にしばしばまとまって産出する。 ・アメリカ カリフォルニア州 マウンテンパス産 |
モナズ石 monazite 成分:希土類元素のリン酸塩 (希土類)PO4 黄褐色,緑褐色の小さな板状結晶として産出する。多少のトリウムを含み,放射能がある。これは花こう岩に 伴われるペグマタイトから産出したもの。 ・福島県石川産 |