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臭い  〔戻る〕 

岩石には特殊な臭いを有するものがある。これは岩石に息を吹きかけたり, ハンマーでたたいたりして,その 直後に臭ってみると分かる。臭いが著しい岩石には以下のようなものがある。

粘土臭
アルミニウムに富む岩石は粘土臭がする。特に泥岩が臭うことが多い。黒色緻密な泥岩と玄武岩は区別が難しいことがあるが,この方法で区別できることが多 い。
泥岩と玄武岩
黒色緻密な泥岩と玄武岩は区別が難しいことがあるが,泥岩は息を吹きかけ,その直後に臭ってみると粘土臭がする。これはアルミニウムに富むカオリナイトな どの粘土鉱物を多く含むからである。


イオウ臭
微細な硫化鉄や自然イオウを多く含む熱水変質岩や,還元環境下の水中で堆積してできた泥岩(微細な硫化鉄を多く含み暗色)はイオウ臭がする。
イオウに富む熱水変質岩
流 紋岩質の火砕岩が,イオウ分を多く含む熱水で変質したもの。火山れきの部分は堅固で熱水があまりしみ込まず,その間の火山灰の部分にイオウ分を多く含む熱 水がよくしみ込み,硫化鉄(黄鉄鉱:FeS2)の微粒子が多量に生成し(暗灰色部), ハンマーで叩くとかすかにイオウ臭がする。


石油臭
石油分を含む砂岩や泥岩は石油臭がする。油田の近くで産することがある。