可塑性に富む鉱物の研磨面   [戻る

自然金や自然銀,輝銀鉱などの可塑性に富む鉱物は研磨材の粒子が研磨面にめり込んだ状態になりやすい。長時間磨くことでその研磨剤の粒子は少なくなるが,あまり長時間研磨するとそれらの鉱物の研磨面が著しく凹み,凹レンズ状になり,却って観察しにくくなり,また,研磨面が酸化した場合,ダイヤモンドペーストでの再研磨によっても酸化皮膜の除去が困難になる。


研磨時の無数の研磨剤(灰色の粒)が,研磨面にめり込んだ輝銀鉱(針銀鉱)
輝銀鉱などの可塑性に富む鉱物は研磨材の粒子が研磨面にめり込んだ状態になりやすい。長時間磨くことでその研磨剤の粒子は少なくなるが,あまり長時間研磨するとそれらの鉱物の研磨面が著しく凹み,凹レンズ状になり,却って観察しにくくなり,また,研磨面が酸化した場合,ダイヤモンドペーストでの再研磨によっても酸化皮膜の除去が困難になる。