■バージェス動物群  戻る

5億4100万年前に硬い殻をもった生物の仲間のバージェス動物群というグループが出現した。その代表的なものはアノマロカリス,オパビニア,三葉虫類などである。それ以降,急に多種類の生物が出現し,これが古生代の始まりで,それ以降の時代(古生代・中生代・新生代)は生物が顕著に誕生したので顕生代という。バージェス動物群の多くは古生代初期に絶滅したが,そのうちの三葉虫類は古生代の終わりまで栄えた。
また,サンゴや貝類などはバージェス動物群とほぼ同じ時代に出現した。この時代以降,生物は著しく進化や消滅を繰り返し,現在の多様な生物相が形成された。




オパビニア Opabinia (レプリカ) 
地質時代:古生代カンブリア紀 5億4100万年前

バージェス動物群の代表的なもので,節のある硬い殻と長く伸びた小さなはさみをもつ動物。
・カナダ