倉敷市立自然史博物館友の会の行事



特別企画 自然観察会
「マガンのモーニングフライトとイブニングフライトを見よう」


◆日 時 : 2023年12月2日(土)8時30分〜3日(日)17時
◆場 所 : 島根県出雲市ほか
◆講 師 : 野津登美子(島根自然保護協会)、神谷要・桐原佳介(米子水鳥公園)、江田伸司
◆参加者 : 15名

島根県の斐伊川河口へマガンのねぐら入りとねぐら立ちを貸切バスに乗って見に行きました。

米子水鳥公園へ立ち寄り、神谷さん・桐原さんのガイドでさまざまな野鳥を観察しました。セイタカシギやアボセット(ソリハシセイタカシギ)も見えました。

斐伊川河口へ移動し、野津さんのガイドでマガンのねぐら入りを観察しました。すばらしい夕陽の中でマガンの飛来を心待ちにしました。

   
マガンの大群が鳴き交わしながら宍道湖へと向かって行きました。感動の瞬間です。
マガンたちは湖水に浮かんで夜を過ごします。左手にはコハクチョウの群れが見えました。
   
翌朝は朝食の前に再び斐伊川河口へ。トモエガモの群れがいくつも宍道湖へと向かって行きました。夜間は山でドングリを食べて、昼間は湖面で休むそうです。 ついにマガンのねぐら立ちが始まりました。昼間は宍道湖周辺の田んぼでイネの二番穂などを食べているようです。朝食後にはヒシクイやハイイロチュウヒ(成鳥オス)なども観察できました。
   
   
 すばらしい朝陽の中をマガンの群れが餌場へと飛び立って行きました。最後の一群が私たちの真上を通過してくれました。これまた感動の瞬間です。  昼食は窓越しにマガンが観察できるお蕎麦屋さんで名物の出雲そばを堪能しました。目の前でハイイロチュウヒ(成鳥メス)の狩りが観察できました。

時折小雨がぱらついたものの濡れることもなく、マガンのねぐら入り・ねぐら立ちともに
ばっちり観察できて、大満足の観察会でした。
講師の皆様、どうもありがとうございました。

(写真/文:中村雅江)


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