倉敷市立自然史博物館友の会の行事



自然観察会「楽しい魚採り3」
 2022年10月15日(土)報告

◆日 時 :2022年10月15日(土)10時〜12時30分
◆場 所 :倉敷市酒津の用水路
◆講 師 :山野ひとみ(倉敷芸術科学大学)・田賀辰也(The INTERPRETER)・江田伸司(自然史博物館)ほか
◆参加者:43名

絶好の魚採り日より。抽選で選ばれた10組のご家族が集合しました。
ここ酒津公園近くの用水路での魚採り観察会は3回目、今回はどんな生き物に出会えるでしょうか。

講師の田賀先生よりパネルを使った説明です。なるほどザ魚採りのコツ! 注意点などもしっかりと。続いて山野先生、活動をお手伝いしてくださる倉敷芸術科学大学の学生さんの紹介です。

近くの南部用水へ移動して、学生さんのフォローで用水路へ降ります。今年も用水路はこの観察会のために特別に水深を下げていただいています。

   
降りた途端にさっそくの大物ゲット、ギンブナです。観察会終了まで確保するには大きすぎるので、皆さんで見たらリリースしました。
思い思いに魚採り。要所で魚の捕り方を先生方に教えていただき、チャレンジです。
   
おっと、ナマズがいたようです。「間近で生きたの見たのは初めてー」の声が上がっていました。 どれどれ、なにがとれたのかな。近くに先生たちがいらっしゃるのですぐ教えていただけて良いですね。
   
   
水草にできた魚道へみんなで追い込んだら、大量のタナゴが次から次へと網に入っていきます。タナゴフィーバーです。 追いかけまわすより、そうそう、そうやって足を使ってガサガサと網へ追い込むのがコツですね。うまくできるかな。
   
みんな水路から上がって、集合場所でまとめをします。魚類・貝類・エビ類など、パネルとともに紹介です。いろんな種類がみつかりました。 山野先生お手製のお魚図鑑をいただき、自分が採った魚とくらべて勉強中。カラーでわかりやすいです。

この南部用水ができて約100年。
人の手によって作られた用水路ですが、その長い間に環境に合ったいろんな生きものが生息するようになりました。
その中にはブラックバスもいて、今回実物を見ながら特定外来生物についてのお勉強もできました。
今年も充実した楽しい魚採りでした。


(写真/文:小橋理絵子)


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