倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第662回自然観察会
「倉敷みらい公園の生き物しらべ2022年夏
&セミのぬけがら調査」
 2022年8月13日(土)報告

◆日 時 :2022年8月13日(土)10時〜12時
◆場 所 :倉敷市寿町 倉敷みらい公園(倉敷駅北側の商業施設の間)
◆講 師:片岡博行、狩山俊悟、坂本明弘、末長晴輝、鐵慎太朗、山ア法子
◆参加者:71名(うちスタッフ9人、実習生4人、マスコミ3人)


開会はまだ涼しい朝8時でしたが、青空がすでに暑さを予感させます。

昆虫、植物、野鳥の3グループで生き物探し。やっぱり昆虫グループが人気です。

   
夏の昆虫と言えば、やっぱりセミ! 翅が透明なクマゼミ。
こちらは翅が茶色のアブラゼミ。
   
植栽木の支えの杭になにやら「ささくれ」が。何でしょうか? 枯枝を割ってみると、米粒よりも小さな白いものが。セミの卵だそうです。ささくれは産卵痕でした。
   
   
上を見上げてみると、春に花を咲かせていたトチノキが丸い実をつけていました。 ヒマラヤスギの毬果もたくさん!映画「もののけ姫」の「コダマ」がたくさんいるみたいですね。
   
ほとんどの参加者が昆虫グループに流れるなか、鳥の姿を探す野鳥グループ。 なんとなく、スズメも夏バテ気味のように見えてきます。 
   
9時過ぎに、前半終了。気温がかなり高くなってきたので、木陰でまとめをします。 後半は、夏恒例の「セミの抜け殻しらべ」を行いました。調査区画ごとにグループに分かれます。
   
高いところの抜け殻は網を使って取ります。頭の上だけではなく、低い位置にも抜け殻が。 葉の表裏で、鏡合わせのようについている抜け殻も。
   
参加者全員で抜け殻の仕分け作業を行う予定でしたが、あまりの暑さのため、簡単な仕分け作業のみ行い、予定より早めの閉会となりました。 倉敷ケーブルテレビの取材があり、観察会の様子が当日夕方のニュースで放映されました。


(写真/文:片岡博行)


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