倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第633回自然観察会「高梁川流域自然たんけん1」
 2021年10月10日(日)報告

◆日 時 :2021年10月10日(日)9時30分〜14時15分
◆場 所 :浅口市鴨方町本庄 竹林寺山
◆講 師 :岡山天文博物館学芸員・倉敷市立自然史博物館学芸員ほか
◆参加者:49名


新シリーズの観察会「高梁川流域自然たんけん」が始まりました。
第一弾は、天文台と岡山天文博物館のある竹林寺山で開催されました。
普段あまり接点のない,天文と自然史のコラボレーションという素敵な企画です。皆さん何を見つけるかな。


まずは国内最大という「せいめい望遠鏡」を見学しました。むき出しの鏡が気になりましたが,時々掃除をするのだそうです。

せいめい望遠鏡の周囲に生えている,岡山県初記録と思われる植物。

天文博物館では,館長さんから天文台建設の経緯や現在の観測テーマについての説明を聞きました。

続いて山頂部一帯の探検に出発です。かたや星を捉えんとする天文台,かたや虫を捕えんとする参加者たち。

   

植物分野の「本日の一品」は、カワラサイコ(バラ科)でした。なぜここにあるのか不思議です。

神社の軒下に作られたキイロスズメバチの巣を、怖いもの知らずたちが遠くからおそるおそる観察しました。
かつて東洋一と言われた,天文台の188cm望遠鏡です。重厚な作りで時代を感じさせますが,今も現役です。 せいめい望遠鏡のドームを背景に最後のまとめをしました。ドームの場所に弥生時代の遺跡があったことは,知る人ぞ知るです。


(写真/文:岡本泰典)


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