倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第575回自然観察会「岡山県のタンポポ調査」
 2019年4月7日(日)報告

◆日 時 :2019年4月7日(日) 10時30分〜13時30分
◆場 所 :高梁市松原町神原 神原スポーツ公園周辺
◆講 師 :狩山俊悟
◆参加者:23名


「タンポポ調査・西日本2020」が西日本の17府県で3月1日から一斉にスタートしました。
調査期間は2019年と2020年、ともに3月1日〜5月31日です。
今回は岡山県中部に生えるタンポポの観察、タンポポの種類の調べ方、調査用紙の記入方法のレクチャーを受けました。

タンポポ調査の概要、タンポポの種類と見分け方の説明を聞きました。

岡山県内でトウカイタンポポの群落が見られる唯一の場所です。

トウカイタンポポ(花色は黄色・総苞外片は内片の2/3より長く、角状突起が大きい)。

新見市を基準産地とするキビシロタンポポは観察コースでは普通に見られました。

キビシロタンポポ(花色は白または黄色みがかった白・総苞外片は内片の1/2の長さで、反り返らない)。

まとめで、観察コースで採ったタンポポの花の花粉の大きさがバラバラか均一かを顕微鏡で確認した後、県内で見られるタンポポの説明がありました。


タンポポの見分け方は、「花色が黄色か白色か」「総苞外片が反るか反り返らないか」「花粉の大きさがバラバラか均一か」です。
観察コースでは、岡山県に生息する9種類のタンポポのうち5種類を観察することができました。
タンポポを見分けるポイントをしっかり覚えて、2年がかりの調査を行っていきたいと思います。


(写真/文:島岡浩恵)


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