倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第569回自然観察会
「おかやま自然探訪60」
 2018年12月9日(日)報告

◆日  時 :2018年12月9日(日)9時30分〜12時15分
◆場 所 :岡山県都窪郡早島町矢尾 早島町ふれあいの森公園
◆講 師 :
倉敷市立自然史博物館学芸員・倉敷市立自然史博物館友の会
◆参加者 :31名

 

 かつて島だった早島町は,16世紀(室町時代)以降の干拓によって地続きとなりました。
今回は島の名残の丘陵地を歩きながら,初冬の生きものの
観察をしました。


泥質ホルンフェルスの丘陵地での観察開始です。朝の冷え込みのおかげで,今日の見どころの説明を聞いている間,野鳥の声が聞こえました。

池を巡って,森林に入る橋の上からはカワセミが観察できました。

 

    

橋の下にはキムネクマバチの巣。1本の細長い穴に8匹くらいで成虫越冬するそうです。

橋の脇ではタンポポの観察。1平方メートル内にセイヨウタンポポ・カンサイタンポポ・シロバナタンポポが咲いていました。

森林にはいると,ハンマーで朽ち木を叩く音がしてきました。大人も子どもも何を探しているのかな?

たくさん捕れたカブトムシの幼虫。連れて帰って飼育するそうです。

公園内の観察コースから見える樹木が自生木か植栽木かを考えながら熱心にメモをとる植物組。

落葉し,少し明るくなった森林内を歩きながら,冬越しに向かうそれぞれの生きものたちとの出合いがありました。講師のみなさま,ありがとうございました。


(写真/文:島岡浩恵)




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