倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第533回自然観察会
「ウミホタル観察会」
 2017年9月23日(土) 報告

◆日  時 :2017年9月23日(土) 19時〜20時
◆場 所 :倉敷市児島大畠2丁目
◆講 師 :坂本明弘(友の会幹

◆参加者:52名

今回で3回目となるウミホタルの観察会。幸い天候も穏やかで,観察にはもってこいです。
目の前の海に潜んでいるであろうウミホタルたちは,私たちの期待に応えて「神秘のブルー」を披露してくれるのでしょうか。

会場となった砂浜。ウミホタル観察の適地だそうです。深まりゆく夕闇の中,灯台の明かりが輝き始めています。 何やら待ちきれない人もいるようで,開会前からバケツの底にはさっそく海の生き物が捕らえられていました。
    
坂本先生による採集指南が始まりました。使うのは,中にエサを入れ,長〜いヒモをつけたペットボトルです。 それっ!とばかりに,次々に海面に投じられるペットボトル。さてさて,ウミホタルたちは入ってくれるのでしょうか。
      
引き上げてみると,どれどれ……?「あっ,光ってる!?」あちこちで歓声が上がります。 そして今夜の主役,ウミホタルです。星空のごとく闇を彩る幻想のブルー,のはずが……不慣れなカメラでごめんなさい。

ウミホタルは,刺激を受けると体液を放出し,それが独特の青色に発光するのだそうです。
バケツの水をかきまぜて「光る水」を作る人,ウミホタルを顔にくっつける人。
思い思いに楽しむうちに,予定の1時間はあっという間に過ぎていきました。
これからもずっと,ウミホタルの輝きが楽しめる海岸であってほしいですね。

(写真/文:岡本 泰典)




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