倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第511回自然観察会「おかやま自然探訪52」
 2016年12月4日(日) 報告

◆日 時 :2016年12月4日(日) 11時30分〜13時過ぎ
◆場 所 :総社市清音上中島の高梁川の河川敷
◆講 師 :自然史博物館学芸員・自然史博物館友の会幹事
◆参加者:46名



瀬戸内丘陵とその間に広がる平野を流れる高梁川の河川敷で,晩秋の河原の自然観察会の始まりです。 植物組は,自然的にも人工的にも攪乱(かくらん)を受けやすい河原ならではの植物を観察しました。原野的な環境に生育する「本日の一品〜ホソバイヌタデ〜」は,花の時期に再度観察するようにとの宿題が出されました。
 
陸上の昆虫が見られなくなったこの季節,昆虫組は捕虫網から魚取り網に持ち替えて,冬の水の中の虫探しです。  清流に棲(す)むカワゲラ目・カゲロウ目・トンボ目・トビケラ目などの水生昆虫を見つけることができました。
    
動物組は降り出した雨の中で,オオバンの群れを観察しました。全国的に増加中とのことです。 地学組は緑色片岩・はんれい岩など,河原の岩石を観察しました。
    
雨の中での昼食となりました。 雨が強くなったので,まとめは川辺橋の下で行い,予定時間を早めて解散しました。雨にも負けず,説明を熱心に聞き入ってメモを取る参加者の姿が印象に残りました。



(写真/文:島岡 浩恵)




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