倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第498回自然観察会「おかやま自然探訪50」
 2016年6月26日(日) 報告

◆日 時 :2016年6月26日(日) 10時30分〜14時30分
◆場 所 :美作市日指
◆講 師 :自然史博物館学芸員
◆参加者:34名



梅雨の晴れ間のとても暑い日でした。木陰に移動して,各分野の今日のみどころの説明が始まりました。
昆虫組は,早くもノコギリクワガタ・コクワガタを見つけました。
   
植物組は,本日の一品,ホタルブクロの花の中を観察しながら,「雄性先熟」(同じ花の中での受粉を避けるため,雄しべが先に成熟する)という難しい言葉の説明を聞きました。
「この花は,雄性期かな?雌性期かな?」今日からホタルブクロを観る目が変わったはずです。
   
観察コースのはんれい岩(約3億年前の付加体の岩石)は風化して赤土になってしまいました。このあたりの農作物はこの赤土に栽培されていました。 昼食場所の日指の集落にある神社の境内では,シリアゲコバチが一番人気でした。
   
復路は往路と同じコースでしたが,往路では見えなかったものが・・・,脱皮の瞬間は神秘的ですね。 野鳥は,ホトトギス・ヤブサメ・サンショウクイ・サンコウチュウなどの鳴き声が聞こえたそうです。自然の中で本格的な夏の訪れを感じる観察会となりました。




(写真/文:島岡 浩恵)




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