倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第457回自然観察会 「おかやま自然探訪43」
 2014年11月30日(日) 報告

◆日 時 :2014年11月30日(日) 10時〜15時
◆場 所 :総社市岡谷 水別〜和霊神社
◆講 師 :自然史博物館学芸員
◆参加者:41名



ハイキング日和の朝でした。住宅地を抜けて紅葉の進んだ道を歩きました。
田畑はイノシシ除けの電線で囲まれていました。陽だまりでは,スミレ,ホトケノザ,オオジシバリ,アカミタンポポなど4種のタンポポ,オオイヌノフグリ,タネツケバナなど,春に向け咲く野草を観察しました。畑の中では皇帝ダリアが豪華に咲いていました。
   
ノアザミも咲いていました。秋に咲くアザミとは,総苞の様子が違うそうです。
カラスウリの実。種の形が個性的。アオツヅラフジやヤマハゼ,ススキとオ ギの実りを観察しました。山頂付近で,南部では珍しいとういうセンボンヤリの綿毛 姿が見えました。
   
ゴールの和霊神社です。本日確認できた鳥は,シロハラとジョウビタキでした。
 頂上からは総社方面が見えました。和霊山を含む瀬戸内丘陵は、周囲の花こ う岩より浸食に耐えた固いハンレイ岩・泥岩が分布しているため低い丘陵が点在して いるそうです。

オオスズメバチはまだ活動していて危険でした。オオカマキリ、モンシロチョウな どもまだ生き残っていました。マイマイカブリやオサムシの仲間も活動中。越冬する キタキチョウ、ムラサキシジミなども確認されました。


(文/写真:橋本 真由子)




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