倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第441回自然観察会 「三瓶山バス観察会」A室の内池登山観察コース
 2014年5月25日(日) 報告

◆日 時 :2014年5月25日(日) 8時〜20時
◆場 所 :島根県三瓶山周辺 東の原(リフト)→室の内池→太平山(リフト)→東の原(バス)→姫逃池・三瓶自然館サヒメル
◆講 師 :坂本明弘(友の会幹事)
◆参加者:27名(室の池登山観察コース参加者)




カッコウやホトトギスに伴奏をしてもらいながら,東の原からリフトでカルデラの縁まで250メートルのぼりました。そこから鍋底まで美しい落葉樹林をひたすら降ります。
150メートル下った鍋底にある室の内池。黒く見えるのはヒキガエルのオタマジャクシ。コイが1匹,悠然と泳いでいました。
   
池のほとりの,未だ二酸化炭素などがわずかに噴出している鳥地獄。ガスのせいか,大きな樹木もなく,全体に枯れ葉色です。
今度はきた道をひたすら上ります。途中には炭焼き窯のあとがあり,過去に切り戻された樹木の特徴について教えていただきました。
   
カルデラの縁にそって少しあがると,太平山の山頂です。左から,ぐるりと孫三瓶,子三瓶,男三瓶,写っていませんがすぐ横の女三瓶が綺麗に見えます。
男三瓶の頂上に,人影が。もしや,山頂登山コースの面々か?! ヤッホー!船が出るぞー!等と叫ぶも,応答なし。
   
リフトは反対向きだと景色がよくみえて空中散歩を楽しむことができました。
東の原からバスで北の原に移動。三瓶自然館サヒメルに入館して,三瓶山の成り立ちや自然について楽しくお勉強。近くの姫逃池周辺も散策,綿帽子のオキナグサにも会ってから,バスで遠い帰路につきました。


お天気にも恵まれました。充実した1日だったと思いますが,参加の皆さんは如何だったでしょうか?
また,ご意見などお聞かせ下さい。皆様,お疲れ様でした。


(文/写真:中富 明子)




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