倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第421回自然観察会 「タケササ観察会」
 2013年9月8日(日) 報告

◆日 時 :2013年9月8日(日) 10時〜15時
◆場 所 :新見市哲西町
◆講 師 :片山 久(友の会幹事)
◆参加者:36名


タケササー1 タケササ
県の内外(遠くは神奈川県)からの参加者で,開始前から熱気につつまれていました。何といっても,24ページに及ぶ講師渾身の力をふりしぼって作成された検索表「岡山県産タケ亜科植物」は圧巻です。
観察地に車で移動する前に,タケササを見る時の特殊な用語の解説がありまし た。


タケササー3 タケササー4
午前の観察地で,講師による説明が検索表を見ながら行われました。稈 (かん)の高さは?どこで分岐してるかな?葉鞘(ようしょう)に毛はあるかな?・・・など,同定していくのに重要な手がかりをみんなで確かめ合っています。
「う〜む、やっぱりむつかしい・・・検索表もスタートを間違えれば,ゴールは遠し」。頭は袋小路に陥って右往左往しました。


タケササー5 タケササー6
昼食を済ませ,車で観察地を移動。午後からも学びの熱気は止むことがあ りません。
検索表の見方にも慣れ,各々がタケササの葉を手にして,勇気をもって同 定していく作業を試みました。色づき始めた稲穂を渡る風が心地よく,秋の気配につつまれた県北での観察会でした。講師の片山さん,本当にありがとうございました。



(文/写真:島岡 浩恵)




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