倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第401回自然観察会「津黒キノコ観察会」
 2012年10月14日(日)報告

◆日 時 :2012年10月14日(日) 10〜15時
◆場 所 :真庭市蒜山下和・津黒いきものふれあいの里
◆講 師 :柴田靖(きのこアドバイザー )・多久間稔(津黒いきものふれあいの里 ネイチャーセンターささゆり館副館長)・片岡博行(重井薬用植物園)
◆参加者:69人


開会のあいさつ。天気は概ね晴れ,やや肌寒いぐらいの気温でした。
道のないところを行く藪こぎ組と園内の遊歩道をあるく遊歩道組に分かれ て観察開始。こちらは遊歩道入口。早くもキノコを発見!?


遊歩道を進み,湿地にかかる木道を渡ります。 山坂を登って下って,きのこ探索。


落ち葉の中に小さなきのこがたくさん生えていました。(トキイロラッパ タケ)
ちょっと大型のきのこも発見。根元を掘ってみると膨らんでいるので, (たぶん)タマシロオニタケ。


きのこ以外にも,ツルリン ドウの赤い実など,秋の植物が観察できました。
ささゆり館前の広場までもどって,机の上に参加者の撮影したきのこを広 げます。今年は大量!講師の先生と岡山きのこ会の方々がお昼返上で整理してくれました。


毎年のきのこ観察会の恒例?のヘビの観察。今年はとある若者が大きなヤマカガシを捕まえてきてくれました。
お待ちかねの特製のキノコ汁。今年はきのこが12種類も入っていたそう です。最後の仕上げに大量のトキイロラッパタケを投入!


「津黒特製、里山で採れた12種のキノコ汁」
どこのレストランに行っても食べられない,超贅沢なキノコ汁の完成です。
腹ぺこの参加者のキノコ汁まちの行列。おなかと背中がくっつきそう?


お弁当は地元の「ハッスル母ちゃん工房」の蒜山おこわのお弁当。小さな子もパクパク食べていました。
キノコ汁は子どもにも「おいしい!」と好評。口からキノコが生えちゃった 〜?


おいしいキノコを堪能した後は,講師の柴田先生から採れたキノコについ て,解説をしてもらいました。
よく似ているように思っても違うキノコ(写真左: タマシロオニタケ、写真中央:シロオニタケ)だったり、これまで食用 キノコとされていたものが、実は毒があることがわかったり(写真右: スギヒラタケ)。
今回は秋らしいキノコは少なかったようですが,夏のキノコも含めて, 100種類を超えるキノコを観察することができました。たくさんのキノコを同定していただいた,講師の柴田先生,岡山きのこ会の皆様,ありがとうございました



(写真/文:片岡 博行)




[博物館のホームページへ]