倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第276回自然観察会「キノコ・ワールドへようこそ」
 2007年9月30日報告

◆日  時:2007年9月30日
◆場  所:真庭市蒜山下和 津黒いきものふれあいの里
◆参加者:60名


 鳥取県との県境に程近い,真庭市蒜山下和(旧中和村)の「津黒いきものふれあいの里」で,キノコの観察会を開催しました。折からの高温少雨の気候で,マツタケの発生の遅れが報じられるなど,キノコの不作が伝えられるなかでの開催となりましたが,友の会35人+津黒25人と,総勢60人での観察会となりました。
 3コースに分かれての観察となりましたが,お昼には全員無事にネイチャーセンターに帰り,キノコ汁に舌鼓を打ちました。講師の先生からは,採集したキノコひとつひとつについて丁寧な説明があり,不思議なキノコの世界に胃袋も心も満足した1日でした。


空模様はあいにくの雨でしたが,元気にキノコ探索に出発!
スギの切り株にはえていたニガクリタケ。食用のクリタケと間違えやすい毒キノコです。


これもスギの切り株に生えていた真っ白なキノコ,スギヒラタケ。かつては食用とされてきましたが,最近,急性脳症の原因となることが判明,毒キノコとされています。
コナラの切り株に生えていたのは,クヌギタケの仲間。これは食べられるようです。


森から出てきた参加者の皆さん。笑顔なのは,美味しそうなキノコがあったからでしょうか?
キノコ汁の写真がないので,キノコ汁に入っていたキノコの写真を。オレンジ色のトキイロラッパタケ。アカマツ林の林床に発生する,美味しいキノコです。


机の上にずらりとならんだキノコについて,講師の先生から説明を受けました。「このキノコは実は・・・」「へぇ〜」


(写真/文:片岡 博行)




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