倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第269回自然観察会「ダルマガエル観察会9」
 2007年6月23日報告

◆日  時:2007年6月23日
◆場  所:倉敷市真備町川辺
◆参加者:40名


真備町でのダルマガエル観察会ももう9回目を迎えました。
17時30分,手には懐中電灯,足元は長靴の出で立ち。参加者は40名。
まずは講師の伊藤先生のお話を聞き,いざダルマガエル保護区の川辺地区水辺公園へ。


「ヴェ〜〜,ヴェ〜〜」声が聞こえる。
伊藤先生,網をかまえて足でジャブジャブ。
「捕まえた!立派なダルマですぞ〜」


ケースに入れてさあ回覧。特徴をしっかり見てね。
回覧が済むと、もといた場所に放します。今日の観察会は採集禁止なんですよ。
なにしろ貴重なカエルですからね。


こうした水田脇の素掘りの溝はダルマガエルにとって大切な場所なんですね。
どこが違うの? 種類別にケースに入れ,手にとって見比べれば分かり やすいでしょう。


水田地帯を1周し,まとめを始めるころにはすっかり暗くなっていました。
5,6年前まではこの広い水田中ダルマガエルの合唱が響いていたんですがねぇ。
「ヴェ〜〜,1人でも多くの人が私たちの生きている姿を見て,聞いて,知って,その生息環境を守ってくれるといいな〜,ヴェ〜〜」
遠くからこんな声が聞こえてくるようでした。
(当日の観察風景は6月27日17時30分以降,瀬戸内海放送のKSBスーパーJチャンネルのニュース番組内,地球ステーションのコーナーで紹介されるそうです)


(写真/文:山ア 法子)




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