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ムラサキカタバミの花 |
原産地は南米で,本州中部以南に分布する。 根もとに多くの小さな球根(りん茎)をつけ,そのりん茎が散らばり,増えていく。 地上に茎は無く,葉はハートの形をしている。花は,ピンク色で小さく,直径は1.5cmほど。 がくの先のほうが,オレンジ色をしている。がくは,5〜6枚ある。根毛は,りん茎から,葉までの長さが, 長いものは少なく,短いものは多くはえている。りん茎は,ニンニクのように分かれる。 葉は割れ目から,とがっているところまでが約2.5cm。 3枚の葉の根もとには短くて白い毛がはえている。根は,りん茎に近くなるほど白くなっていき, 緑色と白色の変わり目のあたりは薄い赤色も混じる。採取中にダンゴムシがいた。 (文:森田千晴)
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