倉敷の身近な自然シリーズ4

アカマツ林のいきもの

時間 文字スーパー ナレーション
0:00
倉敷市内の丘陵地に最も広く見られる林がアカマツ林です。このアカマツ林で暮らす生きものを見てみましょう。
0:22 コバノミツバツツジ
アカマツ林の春を美しく飾る,コバノミツバツツジ。
0:38 ビロードツリアブ
春になると昆虫たちも活動を始めます。コバノミツバツツジの甘い蜜を求めて,ビロ−ドツリアブがやって来ました。ヘリコプタ−のように,空中で静止することもできます。
0:55 コツバメ
これはコツバメという,春にだけ現れるシジミチョウです。
1:04 アカマツ
アカマツの花は春咲きます。松ボックリの赤ちゃんは雌花です。種が熟すのは来年の秋です。
1:21 コシダ
日当たりのよい,乾燥したアカマツ林では,コシダの茂っている場所が見られます。
1:31 マツグミ
アカマツに寄生したマツグミ。アカマツが枯れると運命をともにします。
1:47 マツトビゾウムシ
枝先に小さなゾウムシを見つけました。マツトビゾウムシです。
2:00 ウバタマムシ
ウバタマムシはアカマツ林を代表する甲虫です。樹の皮に似た色合いをしていますが,よく見ると,鈍い輝きが魅力的なタマムシです。
2:17 コゲラ
コゲラがアカマツの幹にとまり,くちばしを激しく打ち続けています。これはドラミングといって,さえずりの代わりでメスを呼び寄せ,縄張りを宣言しています。


近年の松枯れの進行とともにアカマツ林がずいぶん減少しています。
2:55 ヒトクチタケ
ヒトクチタケは,枯れたアカマツの幹によく見られます。ヒトクチタケの中に,何かいるようです。
3:09 クロヒラタケシキスイ
これはクロヒラタケシキスイです。ヒトクチタケを食べます。
3:26 オオコクヌスト
この大きい方はオオコクヌスト。こちらはクロヒラタケシキスイの幼虫を食べに来たのでしょう。


コゲラはしばしば,枯れたアカマツの幹に巣穴を掘ります。


枯れたアカマツを食べるカミキリムシの幼虫やシロアリは,アカマツの分解者の一員です。
4:00 ハゼノキ
秋のアカマツ林に彩りを添えるハゼノキ。葉にも実にも毛がありません。
4:17 ヤマウルシ
こちらはヤマウルシ。ハゼノキに似ていますが,こちらは葉や実に毛があります。
4:32 タラノキ
このタラノキも,日当たりのよいアカマツ林によく見られます新芽は春の味覚の王様として食卓を飾ります。
4:48 ナツアカネ
ナツアカネも,秋の訪れを知らせています。成熟したオスは赤い色に染まります。
5:00 ケブカマルクビカミキリ
これはケブカマルクビカミキリです。ネズの木につくカミキリムシで,岡山県で初めて発見され,新種記載されました。
5:21 シジュウカラ・ヤマガラ
シジュウカラやヤマガラが,アカマツの実をついばんでいます。
5:40 ビンズイ
アカマツ林の地表でエサを探しているのは,ビンズイです。
5:59 コバノミツバツツジ
春が来て,コバノミツバツツジがまた美しく咲きました。今年もアカマツ林は,たくさんの命を育んでいます。
6:15
終了




ビデオ視聴]   [番組一覧

Copyright ©1997- Kurashiki Museum of Natural History.All Rights Reserved.