倉敷の身近な自然シリーズ1

街なかのいきもの

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街なかには道路や建物などの人工物が多く,緑はわずかしかありません。このような場所で生活する生きものにはどのようなものがいるのでしょう。
0:25 トウカエデ並木
この自然史博物館前の歩道にはトウカエデが植えられています。街路樹は,道行く人に安らぎと潤いを与えてくれます。
0:42 クスノキ
市内に最も多い街路樹はクスノキです。クスノキは倉敷市の木に選ばれています。
0:58 カワラヒワ
茂みの中に,カワラヒワの巣を発見しました。巣の中にはヒナがいます。親鳥が植物の種を口移しで与えています。
1:13 クマゼミ
暑い夏の朝,街路樹のこずえでは,クマゼミがおなかを振るわせて元気よく鳴いています。
1:23 ツクツクボウシ>
リズミカルに鳴いているにはツクツクボウシです。


植え込みは街中で見られる貴重な緑です。
1:41 コアオハナムグリ
ピラカンサの花にいるのはコアオハナムグリです。甘い蜜を求めて花に集まります。
1:52 オオスカシバ
これはオオスカシバというスズメガの一種です。羽のりん粉は,羽化して一度飛び立つと,はがれ落ちてしまします。幼虫はクチナシの葉を食べます。
2:17 ナミアゲハ
大原美術館近くのカラタチの植え込みでナミアゲハが飛んでいます。卵を産む場所を探しているのでしょうかあっ,産みつけました。こちらはまだ小さな幼虫です。うまく育つといいですね。
2:39 スズメ
街中の鳥の代表,スズメ。植物の種をついばんでいます。
2:56 セトウチマイマイ
はい歩きながら,植物質のエサをかじり取ってゆくセトウチマイマイ。サツキの花を食べています。
3:06 アカミタンポポ
植え込みの下に生えるアカミタンポポ。ヨ−ロッパ原産の帰化植物です。


街中の空き地にはたくさんの帰化植物がみられます。
3:25 マツバウンラン
初夏にきれいな花を咲かせるマツバウンラン。北アメリカ原産の帰化植物です。
3:36 オオアレチノギク
こちらは夏の空き地を代表するオオアレチノギク。南アメリカ原産です。
3:49 ヒメムカシヨモギ
北アメリカ原産のヒメムカシヨモギも同じような場所に生えます。
3:58 ヤマトシジミ
このかわいらしいチョウはヤマトシジミ。ルリ色の羽を持つのはオスです。こちらではメスが卵を生んでいます。メスの羽は地味な色をしていますね。幼虫はカタバミの葉を食べて育ちます。
4:24 カナヘビ
空き地の草原では,カナヘビがよく見られます。昆虫やクモなどを食べます。
4:38 イノモトソウ
石垣や軒先にもさまざまな生きものが見られます。街中の石垣に根をおろすイノモトソウ。シダの仲間です。
4:51 ヤモリ
ヤモリは建物や石垣などのすきまに生息しています。夜,外に出て昆虫やクモを捕らえます。奥には卵の殻が2つ見えています。
5:13 トカゲ
石垣のすきまからトカゲがのぞいて,ひなたぼっこをしています。
5:22 セグロアシナガバチ
自然史博物館の建物の窓にセグロアシナガバチが巣を作りました。雨があたらないように,上手に建物を利用していますね。
5:38 ツバメ
人家の軒下では,ツバメが子育てに忙しそうです。親鳥がエサを運んできました。
5:58 アブラコウモリ
昼間,建物のすきまに潜んでいたコウモリも,夕方になると飛び始め,昆虫を捕らえて食べます。
6:13 カンサイタンポポ
倉敷の美観地区周辺には,昔ながらの植物も息づいています。柳並木の下で花を咲かせたカンサイタンポポ。
6:26 ツメレンゲ
美観地区周辺の古い本がわらぶきの屋根か石垣だけに生えるツメレンゲ。最近は数が非常に少なくなりました。


倉敷の街なかには,街なかならではの生きものがたくさん生活しています。これらの生きものと上手につき合っていきたいものです。
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終了




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