ミュージアムキャラクターアワード2022に
「パオとナウママ」でエントリーしました たくさんの投票応援をありがとうございました!
177票、44位(63エントリー中) 応援メッセージもありがとうございました!
〜パオとナウママの簡単なプロフィール〜
パオとナウママは、お客様が近くに来られると動き鳴いてお客様を歓迎し、 今では博物館で一番の人気ものとなっています。
〜もう少し詳しいパオとナウママのヒストリー〜 ナウマンゾウがやってきた! 倉敷市立自然史博物館は1983年(昭和58年)11月3日に開館しました。 開館当時、博物館は2階と3階のみでした。
後に1階も博物館となることとなり、1994年(平成6年)に 動くナウマンゾウ模型が公開されました。
やってきた当時は、まだ個々の名前はついていませんでしたが、 公募を行い、それぞれ1位を獲得した「パオ」と「ナウママ」という名前を、 2001年の第1回「11月3日は自然史博物館まつり」の時に発表しました。 11月3日は博物館の開館記念日です。 (博物館の沿革は[倉敷市立自然史博物館について]ページをご覧ください。) 昔は岡山県にもいたナウマンゾウを復元! ナウママは、「思ったより小さいね!」などと言われることもありますが、 東京の地下鉄工事の時に発見された化石をもとに研究者が復元したものです。 ナウマンゾウは今から約30万年前〜1万6000年前に生きていた絶滅動物で、 現在発見されているのは骨や歯、牙などの化石のみとなっており、 有名なマンモスのように氷漬けなどが発見されているわけではありません。 したがって、この模型は想像で作ってある部分もあります。 声は現生のゾウの声をサンプリングして作られています。(じつは会話内容もあります。) 頭の真ん中がくぼんでいるのも、骨格だけではわかりませんが、 制作当時に、ナウマンゾウは、現生のゾウであるアフリカゾウとアジアゾウのうち アジアゾウに近いといわれており、そのアジアゾウの頭がくぼんでいるため、それに似せて作られました。 制作された方は東京の動物園に通われ、現生のゾウの動きを観察されたそうです。 およそ25万年前は地球が現在よりも寒い氷期という時期で、 海水が北極と南極の氷となり、海水面が現在よりずっと下がっていました。 この時、日本列島と中国大陸も陸つづきで、今の岡山県の地面にもナウマンゾウがやってきました。 ナウマンゾウ化石は、岡山県倉敷市からもたくさんみつかっており、 全身骨格ではなく、瀬戸内海の海底からバラバラと出てきています。 故山本慶一氏は、1950年ごろから漁業者の底引き網にかかった 備讃瀬戸海底産出のせきつい動物化石をコレクションされ、 1989年12月に倉敷市立自然史博物館に1,057点を寄贈されました。 (詳しくは「備讃瀬戸海底産出の脊椎動物化石 -山本コレクション調査報告書1」 「収蔵資料目録 第9号 備讃瀬戸海底産出の脊椎動物化石 -山本コレクション調査報告書2」 「倉敷市立自然史博物館展示解説書」「倉敷市立自然史博物館秘蔵のお宝」などをご覧ください。 書籍については[出版物ページ]をご覧ください。) このパオとナウママのイラストは、2011年3月発行の「展示解説書」の挿絵として生まれ、 現在、さまざまな発行物などに使用されるなど、博物館とともにお客様に愛されています。 倉敷市立自然史博物館の「パオとナウママ」を これからも応援よろしくおねがいします! [もどる] [博物館のホームページ]
|