2017年8月5日 土曜日
1:00 PM〜

「倉敷市」50周年記念事業 将棋文化振興自治体「全国将棋サミット2017」

倉敷市芸文館を会場に、「倉敷市」50周年記念 将棋文化振興自治体「全国将棋サミット2017」を開催いたしました。
本サミットは、将棋文化事業に取り組む自治体代表者の皆さまが一堂に会し、地域将棋文化事業を報告し、情報交換を行うと同時に、親睦を深め交流を促進することを目的に開催されるもので、今回で4回目、西日本では初の開催となります。本日は、記念講演「倉敷を愛した大山名人」や自治体代表者による取組発表、パネルディスカッション「女性への将棋普及」に加え、プロ棋士による早指し対局や指導対局も行われました。私は、開催市を代表して、自治体代表者による取組発表とパネルディスカッションに出演いたしました。
取組発表では、本市出身で名人位獲得通算18期など数々の記録を打ち立た不世出の棋士・大山康晴十五世名人の遺志を継ぐ女流棋士のタイトル戦「大山名人杯倉敷藤花戦」や、大山名人杯争奪「全国小学生倉敷王将戦」、大山名人記念館 小・中学生将棋教室の開催など、女性や子どもへの将棋の普及に向けた様々な取組を紹介いたしました。
その後のパネルディスカッションでは、清水市代クイーン倉敷藤花と、村田智穂女流二段、山口絵美菜女流1級、諏訪景子将棋普及員と、もっと女性が将棋に親しんでもらえるよう、棋士の食べる「勝負飯」など将棋と別の魅力をコラボしたイベントの開催や、会場の女性トイレの充実を提案するなど、女性ならではの視点で意見交換いたしました。
最後は、今年5月に本市で開催されました名人戦第5局に勝利するなど、今期名人位を初防衛された佐藤天彦名人と、大山名人記念館将棋道場出身のプロ棋士で、現在、王位戦の挑戦者として羽生王位とタイトル戦を争っている菅井竜也七段のスペシャル早指し対局が行われました。お二人の対局は、息のつまるような対戦となり、多くの観客の皆さまとともに、大いに楽しませていただきました。
本サミットに参加の皆さま、そして、開催にあたりご尽力頂きました日本将棋連盟をはじめとする関係各位に、心よりお礼を申し上げますとともに、今後も皆さまとともに、将棋文化の発展に努めて参りたいと存じます。