昭和42年2月1日に旧倉敷市、旧児島市、旧玉島市の3市が合併し、新しい倉敷市が誕生して50年の節目を迎え、50周年を祝う記念式典を開催いたしました。
50年前の合併は、それぞれ豊かな自然・歴史・文化を持つ3市がひとつとなって、地域の更なる発展と市民福祉の向上を目指し、新しい時代に向かって飛躍する幕開けとなりました。先人の方々は、常に時代の先を読み、未来を切り拓いてこられ、我が国有数のコンビナートに発展した水島臨海工業地帯をはじめ、山陽新幹線の開業、瀬戸大橋の開通、高速道路網など都市基盤整備を着実に推進し、また、大学の開学等により地域を担う人材の育成、各地域の個性と魅力を生かしたまちづくりを進めてきたことが、現在の市民生活や地域経済を支える基盤となっています。今を生きる私たちは、自らの努力によって未来を切り拓いていく責任があり、このことを、本日、今一度、市民の皆様と共有し、これからの60年、70年、さらには100年に向けて、将来を見据えたまちづくりを進めてまいりたいと存じます。
式典の中では、オリジナルナンバープレート披露・表彰や、50周年記念映像上映、未来を切り拓く若者によるピアノ演奏、小学生による呼びかけ・合唱、中学生による吹奏楽演奏、ふるさと斉唱などの記念行事も行われました。そして、入口ロビーには、市内すべての小学校63校と支援学校の児童生徒が「ふるさと倉敷」をテーマに、各地の誇りや大切にしている行事などをそれぞれに描いた64枚の絵を縫い合わせた「大きな絵『ふるさと倉敷』」の展示を、また、2階の展示ブースには、倉敷商業高校の書道パフォーマンス作品や合併当時を振り返る写真パネルなどを展示し、多くの方にご覧頂きました。
今後とも、皆様お一人お一人の思いが繋がって大きな力となり,笑顔と元気に満ち溢れ,世界に誇れるまちとなっていきますように、皆様とともに、未来に向けて力強く歩みを進めて参りたいと存じます。
2017年4月23日 日曜日
10:00 AM〜