人は常に何らかの刺激(ストレス)を受けています。
わたしたちのからだには、この刺激を和らげ、元通りになるようバランスを取り戻す仕組みがあります。しかし、その刺激(ストレス)が強すぎたり長期間にわたったり、複合的だったりすると、バランスを取り戻せず、こころやからだに変調をきたす場合があります。
また、同じようなストレス状態にあっても、ストレスが自分の内面に向かう「うつ病」であったり、それが不安発作のように表に出てくる「神経症」であったり、ストレスがからだの症状としてあらわれる「心身症」であったり、症状は人によりさまざまです。
さらに、女性はホルモンの影響を受けて、さまざまな女性特有のこころの病気があります。
ここでは、とくに女性に多いこころの病気についておはなしします。
痩せているにも関わらず、自分は太っていると思い込み、体重を落とそうとします。
ある時点で際限なく食べてしまう過食の症状があらわれ、太る恐怖や自己嫌悪から口に指を入れて嘔吐したり、下剤を飲んだりします。そして再び拒食、また過食と繰り返します。
初期の段階では表情も明るく活動的ですが、症状が進むにつれ体力も続かなくなり、うつ病的になっていきます。
やせが高度になると生命の危機に至る場合があります。
からだは栄養不足によって急激にやせ、貧血ぎみになります。急激にやせることで基礎代謝が下がるため、老化に近い症状があらわれます。
女性ホルモンの分泌が減少するので、月経が止まったり、長期の無月経になると骨粗しょう症のように骨がもろくなったりします。
拒食症の原因についてはいろいろ説がありますが、環境へ適応できないことへの心理的ストレスや完璧主義であるなどの性格によるもの、過保護・過干渉、放任など家庭内の人間関係の歪みが原因の一つとして考えられます。
こころとからだの両面をみる心療内科、精神科、またはこころの問題も扱っている婦人科でみてもらいましょう。
ここであせらず何度もカウンセリングに通うことが必要です。
月経前3日間から10日間くらいで、個人差があります。
症状の現れ方にも変化があり、月によって程度が異なることがあります。
からだの症状としては、体重が増える、乳房が張る、便秘、むくみ、肌の荒れ、頭痛、腹痛、腰痛や睡眠障害などがあります。
精神面ではイライラしたり、攻撃的になったり、反対に憂うつになってふさぎ込んでしまう場合があります。
精神的なものが大きく影響します。
月経を「つらい」とか「わずらわしい」とか否定的に考えると、かえってホルモンの影響が表にあらわれやすくなってしまいます。
月経を肯定的に考えると不快な症状を軽減してくれるかもしれません。
この症状が月経前に繰り返して現れるようなら、婦人科を受診することをおすすめします。
出産直後から2、3日目くらいにおこります。
気分が落ち込んだり、涙もろくなったりします。日本では、出産女性の実に25〜30%が経験するといわれています。
1日から10日も経てば解消される一過性のものです。このマタニティブルーズは病気ではなく、治療の必要もありませんが、症状が重い場合は身近なかかりつけ医に相談しましょう。
出産1ヶ月程度で症状があらわれて、数ヶ月つづきます。

気分の落ち込みや不安感、いらいら、不眠、食欲不振などがみられます。
その他、以下のような点がないか注意しましょう。
また、頭痛、だるさなどの身体症状が現れることもあります。
上の症状にいくつか思い当たる点があれば、病院へ行くことをおすすめします。
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