(第220回自然観察会「白石島の自然」2005年1月30日)
1月30日(日)午前9時10分,笠岡港より乗船,約20分で白石島に到着。
公民館の館長さんより資料をいただき開会。
武智学芸員より鎧岩(よろいいわ)の成因について説明があり,また狩山学芸員より白石島の植物について話があっ
た。
この島での注目種は海洋性の植物と南方系の植物だそうだ。
我々はまず開龍寺に向けて出発した。
開龍寺の石垣の積み石の中に鎧岩と同じ石(アプライト)が1つ。他の石(花崗岩)に混ざって積まれているのが見ら
れた。
また井戸の近くでは花のつぼみをつけたイズセンリョウ,赤い実を付けたアリドオシも観察できた。
大師堂から山道に入り,鎧岩に向かう。
道沿いにヤクシソウ,コバノミツバツツジが季節はずれの花を咲かせていた。
鎧岩の頂上で昼食。晴天に恵まれ,周りの島々が手にとるようにはっきりと見えた。
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昼食のあと,少し裏側に下りて鎧岩を観察,四角い形をした節理は鎧の直垂に似ている。
このあと下山。途中で珍しいモチノキもみられた。
しばらく歩いて砂浜に出る。サクラガイの貝殻やブンブクチャガマの仲間の殻を拾う。
植物ではコウボウシバがたくさん生えていた。
野鳥はキジバト,ホオジロ,アオサギ,カルガモ,コサギ,ツグミ,マガモ,ジョウビタキ,ルリビタキ,トビ,ハシ
ボソガラス,ムクドリ,
ヒヨドリ,シロハラの14種が観察できた。
(報告:田邉義明)
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