倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第594回自然観察会「河原での岩石の観察会」
 2019年10月27日(日)報告

◆日 時 :2019年10月27日(日)14時〜16時
◆場 所 :岡山市北区御津矢原 金川大橋東詰め下流側の河原
◆講 師 :武智泰史(自然史博物館)
◆参加者:38名

5年ぶりの河原の岩石の観察会!
今回は,岡山県の三大河川のひとつ,旭川水系の中流部の岩石を観察しました。

御津矢原の金川大橋の下に集合。 晩秋の河原の草をかき分けて,観察場所に移動しました。
テキストを見ながら,この河原で観察できる岩石の種類と特徴を聞きました。 色の違いをじっと見て・・・
手ざわりや模様をじっと見て・・・ いよいよ採集の開始です。
採集した岩石の同定には列ができました。 気がつけば,陽は傾き,風も冷たくなっていました。
まとめでは,旭川流域の地質や日本列島の成り立ちを聞きました。

河原の岩石は,上流のどこにあったか特定できませんが,
図鑑に出てくる岩石を概ね一通り見ることができるので,
岩石を鑑定する練習台に向いているそうです。
採集した岩石を手にして,古生代から中生代,新生代へと
地殻変動を繰り返しながら形成されていった旭川水系の地質の歴史を考える
至福の時間でした。

(写真/文:島岡浩恵)


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