倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第593回自然観察会「津黒のきのこ観察会」
 2019年10月6日(日)報告

◆日 時 :2019年10月6日(日)10時〜14時30分
◆場 所 :津黒いきものふれあいの里
◆講 師 :柴田靖(きのこアドバイザー),多久間稔(ささゆり館)
◆参加者:22名

友の会,津黒いきものふれあいの里,岡山きのこ研究会の共催で行われた秋恒例の観察会。
今年で10回目を迎えたそうです。
曇り時々小雨のやや肌寒いお天気でしたが、きのこの名前や採集の仕方を教わりながら,
ふれあいの里の園内を散策したり,お昼は絶品きのこ汁に舌鼓を打ったり,
採集した沢山のきのこを前に解説を伺ったりと,楽しく美味しい観察会になりました。
参加者は合計61名(友の会から22名)でした。

津黒いきものふれあいの里・ささゆり館にやってきました。
お世話になります。
きのこアドバイザーの柴田先生から
採集時の注意点などを聞きました。
きのこを探しに出発〜!
すぐにハタケシメジを発見です。
「さあ,この場所からもうカエンタケは見えています。
どこにあるでしょう?」
「カエンタケは猛毒なので絶対触らないでください。
撮影が済んだら回収します」
カエンタケです。
おっかなびっくり,しばしの撮影会…
アミタケは別名ジイタケとも。食べられます。 採集したきのこは紙袋や,新聞紙を敷いたかごなどに入れます。
ポリ袋はNGです。
ただいま〜。
平地グループに続いて,山グループも戻ってきました。
「取りあえず,2杯は行ってくださいよ!」 
きのこ名人の多久間さんが作られた大鍋のきのこ汁をいただきました。
数種類のきのこから出る美味しいだしが決め手です。
120人分も準備されたそうです。ごちそうさまでした!
午後からは採集したきのこを種類ごとに解説してくださいます。
サンコタケは独特の臭いがあります。
サナギタケは冬虫夏草の一種で,掘り返すと白いサナギが出てきました。
採集したきのこが種名をつけられてずらりと並びます。
柴田先生の説明に耳を傾けます。
毒きのこと食べられるきのこの見分けは,素人には無理だと痛感しました。

(写真/文:森下裕子)


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