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笠岡港から沖合約31km。定期高速船に乗り1時間足らずで真鍋島本浦(ほんうら)港に到着しました。まずは海岸通りから南に折れ,集落の中を進みます。 |
国の登録文化財である真鍋邸の庭先には,樹齢250年といわれるホルトノキがあります。巨樹のたたずまいは堂々としていて,こちらを見守ってくれているような優しさ,温かさも感じられます。 |
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ホルトノキの葉と果実。常緑樹ですが,見上げてみると緑色の中に,赤く色づいた葉がぽつぽつと混じっています。 |
本浦集落から階段を上ったところに円福寺がありました。境内からは集落の屋根の連なりや,きれいに耕された畑や,ダンチクの群落が見下ろせました。 |
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木造校舎の残る真鍋中学校の裏山に生えていたクスドイゲ。他に海岸特有の植物として,トベラ,マサキ,オニヤブソテツなどを観察しました。 |
山越えして島の南東方向にある福良浜に到着。ツルナ,ハマダイコン,ハマナデシコなどの砂浜に見られる植物を観察しました。 |
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旧真鍋小学校の校舎を移築したという島宿「三虎」の本館に展示された貝の標本を見学しました。そして食堂に移動,海の幸盛り沢山の昼食をいただきました。 |
午後は尾根道を北東へ。石垣礎石,空濠などが遺存する標高84mの真鍋城跡=城山(ジャーマ)を経て,島の東端にある標高127mの城山(しろやま)展望台に到着。まだ新しい糞を発見…! |
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笠岡市の重要文化遺産(石造美術品)に指定されている五輪石塔群。岩坪地区の共同墓地内にあります。傍には目通り周囲245cmのソメイヨシノが枝を広げていました。 |
本浦港に戻り,まとめをしました。「残念ながらオオバグミが見られなかったが,カジノキが城山からの下りにあったのを確認できて良かった」と,狩山学芸員が話されました。まとめの終了と前後して雪交じりの強風が吹き始め,帰りの船ではスリルを味わいましたが,楽しく充実した観察会でした。 |