倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第485回自然観察会 「おかやま自然探訪47」
 2015年11月15日(日) 報告

◆日 時 :2015年11月15日(日) 10時30分〜14時30分
◆場 所 :岡山市東区瀬戸町弓削の吉井川北岸(瀬戸吉井川緑地(弓削地区))
◆講 師 :自然史博物館学芸員
◆参加者:29名



前日の雨は上がり,小春日和となった晩秋の河原の観察会のはじまりです。
「ヒメアカタテハをゲット!」
成虫あるいは卵や幼虫の姿で冬を越すための準備をしている,この時期ならではの虫探しです。
   
「バッタの仲間をゲット!」
みんなで特徴を見ながら、図鑑で調べます。
朝は増水していた河原も徐々に水が引いたので,河原に移動しました。
   
河原では,多くの「原野の植物」を観察することができました。生育場所が限定的となった,本日の一品「オギノツメ」を見たり,ヤナギタデの葉をみんなで齧ってみたりしました。
河原の石に座って,のんびりお弁当を食べていると・・・
   
対岸にカワセミが現れました。少し遠かったけど,翡翠色の羽やオレンジ色のお腹をはっきり見ることができた方もおられました。観察会では21種類の鳥が観察できました。
傾きかけた日差しが後方の山々を照らし,美しい紅葉が見られました。地質の違い(写真右側の急斜面の山は流紋岩,左側のなだらかな山は堆積岩)で植物も変わるということを一望し,観察会は無事終了しました。



(文/写真:島岡 浩恵)




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