倉敷市立自然史博物館友の会の行事



第474回自然観察会 「おかやま自然探訪46」
 2015年7月5日(日) 報告

◆日 時 :2015年7月5日(日) 10時30分〜14時30分
◆場 所 :真庭市蒜山上長田・蒜山下長田・蒜山下見
◆講 師 :柴田加奈(津黒いきものふれあいの里),芦立紘一(蒜山ガイドクラブ),自然史博物館学芸員
◆参加者:37名



今回は地元から,お二人の講師の方に来て頂き、梅雨の晴れ間の観察会になりました。
集合場所から珪藻土の採掘現場に移動。かつての蒜山原湖の湖底で,芦立先生から蒜山の生い立ちや珪藻土の説明を聞きました。
   
珪藻土層を観察。「濃い色は夏に成長,薄い色は冬に成長し,色の違う1組の地層が1年です。1年で2ミリ堆積。60メートル堆積しているので,さて何年?」
…答えは3万年。みんな3万年前からの地球の歴史の中に立っていることになります。
草原では色とりどりのチョウや甲虫を採りました。虫かごにいっぱい採れたかな?
   
満開のシナノキの近くで採ったトゲアワフキは,背中のツノがかっこいいですね。
本日の一品のツルフジバカマ。県内には広く分布しているそうですが,生育場所は限定的だそうです。観察コースでたくさん見ることができました。
   
水路沿いではたくさんの種類のカエルが見つかったかな?
葦原の向こうの木のてっぺんにはダイサギが…。白い羽のレースが川風に揺れてとても涼しそうでした。



(文/写真:島岡 浩恵)




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