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吉井川に架かる熊山橋東詰近くの駐車場に集合しました。朝の冷え込みもなく,穏やかな朝でした。
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登山道入口を過ぎ,落ち葉の散り敷く山道に分け入りました。
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静かな森のたたずまいは,昆虫組の「いたーっ!」の声でにわかに賑やかになり,人だかりができました。いつもながら,昆虫組は子どもと大人の垣根がありません。
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朽ち木の中から,コクワガタの幼虫や成虫がたくさん出てきました。
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「何かいるかな?・・・」。動物組は,耳を澄まし目を凝らして,樹上や水中を観察しました
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「谷筋と尾根筋で,5種類のシダを見つけるのにどのくらい時間がかかるでしょう?」。タイムを計るので,真剣な眼差しです。尾根筋の方が3倍弱の時間がかかりました。少し暗くて湿った所のほうが,シダは好きなようです
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尾根筋に向かうにつれて,森は明るくなりました。しばらく立ち止まって,本日の一品,ウリハダカエデの紅葉の美しさをみんなで愛でました。
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朽ち木の中で,スズメバチの仲間の女王蜂が冬越しの準備をしていました。秋と冬のあわいの観察会ならではの発見です。
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列が長くなったため,地学組の観察の撮影を逸しましたが,石で重くなったリュックを背負って,嬉しそうに下山されている参加者もおられました。まとめの時間に,熊山とその周辺の山々の流紋岩の違いと特徴の説明をしていただきました。穏やかな日ざしで,熊山の錦の衣が時間とともに刻々と変わる中,それぞれが満足した観察会になりました。
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